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9月29日(wed) 六本木ヴァージンシネマ 「ヴィレッジ」



この監督は1作目の「シックスセンス 」が軽い勘違いのために大ヒットしてしまう、というラックがあったので、世間の評価も高く、信頼性もあるとされているんですが、そこにちょっとまった! と、手を挙げてもの申したい oui ouiなんですよ(って、べつに手も挙げなきゃものも申しませんが)

軽い勘違いとは。

そう、このヒト、サスペンス的要素が強いからちょっと勘違いされちゃうんだけど、シャラマン監督の描くお話しは、どちらかといえばヒューマン系。
家族愛という大きなテーマがあって、そこに彼の好きなスティーブン・キング的エッセンスが落とされる。
だけど、基本的に監督の育ちがいいものだから、どのエッセンスもすべて中途半端。

スティーブン・キング はおぞましい文章書かせたらそれこそ天下一だけど、映画取らせたら痛かったよね 、って話しそれました。

監督はインタビューによると「ノージャンルなもの」をつくりたい」らしい。
すばらしい構想だと思うし、エンターテイナーの究極だと頭ではわかる。が、しかし。それってほんとにオモシロイ? 一投入魂で一つのテーマを突き詰める方が地味な作業になりがちかもしれないけど、説得力のあるものがつくれるんじゃないかと、oui oui は考えます。

だからシャラマン監督の作品は、いつもかならず映画館で見るけれど「やっぱり今回も不完全燃焼だぜ、べいびー」と、肩を落として帰ってくる。

この「ヴィレッジ」もパーツはどれもこれも素晴らしい。文句なし。でもやっぱり並べ方を間違えてる印象はどうにもこうにも否めない。
森の中でパニックになるシーン。「ブレアウィッチ・プロジェクト 」のほうが迫力あったね、なんて冷静にしかもちゃらけて眺めてしまったし(反省)。
次回はぜひともがんばって並べ方を間違えないで欲しいと願ってます。あ、それから、もうご自分はスクリーンに登場しなくてもよいのでは? と軽く気になる(結構そう感じているヒト、少なくないと思う)oui oui であります。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0001A7D0E/qid%3D1108865361/249-1026535-7359549

Posted: 土 - 11月 27, 2004 at 09:27 午後        


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