サザエさん
その昔、ケラリーノ・サンドロビッチ氏が「サザエさん」と同じヘアスタイルの女性、
(でも顔はちがう)のキャラクターを「サザ工(こう)」さん、といってご自分の作品に
登場させていたのは80年代の第3次インディーズブームのころだったでしょうか。
ま、そんな話しはさておいて。
DVD返却のために渋谷へ出かけました。
TSUTAYAのビニール袋を紛失してしまったので大きめのショルダーバックにDVDを放り込みました。
徒歩の時はたいてい財布をポケットにいれるだけの軽装なので、バッグを持って歩く事になれていません。
DVDを返却して、新たにレンタルしようとして財布が無い事に気づきました。
買い物に出た街で財布を忘れたことに気がつくのはサザエさんです。
干支を3周りプラス何年、かの大人がそれではいけません。
反省したり恥ずかしがったりしながらとぼとぼ帰路につきました。
玄関先でジャケットを脱いで放り投げると「ごとんっ」。
重みのある音が立ちました。
カード、領収書、サービスカードに回数券で脹らむだけふくらんだ我が財布の音でした。
財布を忘れることより、ポケットに財布を入れたことを忘れたことにショックを受けました。
これじゃあまるで、眼鏡を頭上にのせたまま「めがね、めがね」と騒ぐお父さんです。
おばさん、飛び越してばあさんにはるにはまだ早すぎる。
今夜はお酒を控えて肝臓休ませないと。
もしかしたら身体も頭脳も神経も、自覚してるほど若くないのかも。
ちょっとブルーな木曜日、です。
Posted: 木 - 10月 21, 2004 at 11:05 午前