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とうとう奴がやってきた!


朝から盛大な自分のくしゃみで目が覚めました。
鼻をかもうとティッシュに手を伸ばせば、すでに間に合わず、つつっーーーーと、
鼻水が口元までつたってきます。
こりゃいかん! と、いうわけで天下の杉花粉の登場です。がーん

花粉症の発症は20年くらいまえのことなので、だいたいその季節のやり過ごし方も身に付いてはいるのですが、
なにしろ今年は例年の30倍の花粉量! ということで、実際に症状が出る前から「くるかくるか、いつくるか」
と、半ば期待して待っていたような節もあり、今朝のくしゃみでようやく「ついに!」と、武者震いしかねない
血湧き肉躍る感なのであります。
ま、へんな話しですけども。

こうしてパタパタとキーボードを打つ間もくしゃみと鼻水におそわているので、
ようやく、というか、とうとうほんとにやってきたんでしょう。
くるぞーくるぞー、と騒ぐだけ騒がれてそれてしまった大型台風のような残念さはなく、
目に見えぬ花粉達は大挙して猛威をふるいそうな予感。

気象的な条件がいくつもかさなって、花粉飛散量の増量、と相成ったらしいですが、
昔から生命的危機が迫った生物は子孫繁栄に励む、と言うのが、ひょいと、私の気にかかります。

戦争や干ばつや飢餓、など。
人為的であったり、天災などの問題で、生命が脅かされているとき、ヒトは子を作らずにはいられず、それは動物や植物たちにとっても同じこと。
10年ほどまえ冷夏で米の不作で外米を大量緊急輸入した翌年に、静岡のお茶工場へ出かける機会がありました。
そのとき茶農園の方に話しを伺ったのですが、コメが獲れなかった前年度の春、茶畑が真っ白に覆い尽くされるほどお茶の花が咲き大変驚いたそうです。
冷夏によって生命維持の条件が悪くなったとき、滅多につけることのない花をいっぱいに咲かせ、茶の木は次世代を残す、という本能に従ったというわけです。

そういった事を合わせて考えれば、冷夏や暖冬が続くのは自然界にとってはおかしな現象で、生物たちは本能的に子孫繁栄にせっせと励んでいることになる。
素晴らしいじゃありませんか!
VIVA自然、ブラボー本能!

などとアホなことを言ってる間も、その生命維持の子孫繁栄にしっかり涙腺を刺激されて
とうとう涙まで流れ始める始末。
箱買いしているマスクを取り出し、装着しながらふと思う。
子孫繁栄くらい、まわりに迷惑かけずにやってもらいたいものです。
考えてみたら、アタクシ20年もその行為に翻弄されてるんです。

あちゃー、参りましたね。
どうも、こうも、なんともおあとがよろしいようで。

Posted: 火 - 3月 8, 2005 at 08:05 午前        


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