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あと4日


8月29日よりフランスの某地方都市へ語学留学。
「フランス語をものにしよう!」そう決めたのは昨年「スパニッシュ・アパートメント」を銀座で見た帰りの地下鉄の中。
マドリッドへ留学経験のある私は本作品にすっかり洗脳されて、
「スペイン語の次はフランス語!」とすっかりその気になってしまったのだ。
それから実際にフラ語を始めるまでに一年かかっているけれど、その一年の間に子連れのパリ滞在を経験 し、
子連れ留学の手筈を整えたわけだから、われながらこの行動力は天晴れ、というほかないと思う。

今年の3月に仕事で訪問したパリだったのに、途中からどういうわけだか息子達もそこへ参上するはめになって、
好むと好まざるとにかかわらず、私は子連れでパリに滞在することになってしまったのだった。

が、しかし。

パリには気の置けない友人が何人も住んでいるのと、キッズシッターを買って出てくれる叔母が住んでいることもあって、
子連れといえども、なにひとつ負担になることも、頭に来ることもなく、意外に快適な生活が送れてしまったのだ。

子連れで歩くマダムにたいし、パリの人間は誰も優しく、思いやりがあり、感動するほどにフレンドリーでありました。

仕事を終えてパリから戻ると私はさっそく夏休み中のパリ滞在を企んで、ありとあらゆるコネとネットを駆使して頑張ってみたのですが、なかなかおもうような情報を得ることが出来ず、ひとりいらいら。

思いつくかぎりの粉をあちこちに振りまいていた結果がでたのはそれから一ヶ月後の5月半ば。

「夏休みだけではなく、いっそのこと親子揃って留学すれば?」
そんな脳天気なメールを真に受けて、返すレスには明るく元気に「bien sur!」

それからは大使館とフランスの学校と政府とのやりとりに奔走する日々日々日々。

就学前の幼児ならいざ知らず、小学生の子供達を連れての留学など前例がない! ということで、
あちこちで不審がられ、そちこちでイヤな思いもしたけれど、ようやく書類を揃えてフランス大使館でのヴィザ申請。

お役所仕事の効率の悪さに定評のあるフランス政府。
申請してから1ヶ月半でヴィザがおりたのは奇跡に近い快挙でしょう。

そんなこんなで降ってわいたような留学話しが具体的な留学になるまでは、けっして平坦な道のりではなかったけれど、
今となっては4日後に成田から出国する我が身と我が息子達なのであります。

この一ヶ月はかなり詰めてフラ語を特訓したし、子供たちも言われるままにしっかりフラ語を勉強し、
あと4日という東京ライフを残すのみ。

残しておいてゆく亭主が自炊するとも思えないので、とにかく冷蔵庫の中に食べ物を残していかないように、クリーニングから引き取り忘れた衣類がないように、細かい生活のあちこちへ注意を配りつつ、飛び立ったあとの美しさを今から用意しなくてはなりません。

至らないことにかけては天下一のワタクシですが、せめて家や職場や冷蔵庫くらいはきっちり見苦しさを残さない後始末をしていこう。そんなふうに心がけて4日間を過ごしたいと考えているのであります。



Posted: 木 - 8月 25, 2005 at 06:31 午後        


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