男腹(おとこばら)
ベッカム氏のところに3人目の男の子が誕生したそうです。
本当に、おめでとうございます。
おぼっちゃまのご健康を心よりお祈り申し上げます。
特別サッカーに興味があるわけではないですが、赤ちゃんの誕生はおめでたいことですもんね。
3人目も男の子。
こういう気持ちが世界中に広がったと推察される男児誕生。
男の子でも女の子でも喜ばしく、大変おめでたいことですが、やはり、この出生率低下中の
現代において、3人の子供をもうける、というのは、それなりにいろんな覚悟が要求されます。
はっきりいって、どんなに大金持ちで人手と経済の問題はない、という家庭でも、
今の世の中は「子育て」の難しい環境と問題が山積しています。
ベッカム氏も2人の子供がいるのですから、そういった状況把握は或る程度できているはず。
なのに、3人目をつくる意気込み。
3人目の妊娠中だか、その前か、さだかじゃないですが、「浮気」騒動があったから、
その罪滅ぼしなのかもしれないですが、それでも一人の人間として3人目の命を決意するのは
とてもとても大変なことだと思います。
私も男の子が二人いる母親ですが、どうしても娘の欲しい時期があって、3人目を
かなり真剣に考えたりもしましたが、やはり、あの重労働と、もしもまたしても「男の子」だったら。
の、想いが錯綜し、経済的負担が最大の難関となって「もうひとり」を諦めた経緯があります。
娘がほしい、というのもあったけれど、子供は3人。
これ理想です。
いい人数です。
一姫二太郎、とはよく言ったものです。言い得て妙。
子育ての難しい世の中でも、子供を授かったとき、「あとひとり」と、素直に想いましたし、感じました。
ベッカム氏のところは30歳の奥様で、5歳・2歳・0歳の男の子達。
年齢的にも素晴らしい。
夫婦が若いからmまだまだ体力もあるし、気力も踏ん張りもまだまだききます。
女の子じゃなくても、3人のお子様と若さがあるなんて、羨ましいお話しです。
以前、3人目を悩んだときに、ある人物に言われたことがありました。
「あなたは何人産んでも男の子です」
そういう女がいるんだそうです。
男しか産めない「男腹」の女。
長男が最重要視されてきた時代の長い人間社会において、そういった女は、
特別なものとして保護され、大切にされ、ひたすらに「男児」を産んだのだそうです。
ですから私は、彼女いわく
「時代が時代なら、あなたは平民の目に触れないような大奥で、最高の位を持つ人間だったでしょう」とのこと。
そんなこといわれてもねえ。
時代はこんなですし、娘は欲しいし。
今朝、ヤフーヘッドラインニュースで「ヴィクトリア3人目男児出産!」を目にしたとき、
『ああ、彼女もきっと男腹の女にちがいない』
と、言われたことすら忘れていたそんな言葉を反射的に思い出してしまったのです。
でも、なんとなく、それもわかるような感じ、というのは子供を持ってから何回か経験があります。
男の子だけのママと女の子だけのママは、明らかにタイプが違う。
良くも悪くも、極端なタイプであるといえる。
もしもヴィクトリアと私がどこかで隣同士の座席になったとき、そこに自分の子供達がいたら、
きっと彼女とは話しが弾むし、お互いの連絡先の交換はしないで別れるだろうとおもう。
このへんの機微は、実際に経験してみないとわからないことである。
Posted: 月 - 2月 21, 2005 at 08:45 午前