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聖書と古事記


クリスマスツリーが街中にあふれかえって、それはそれは綺麗な南青山であります。
クリスマス、というのはイエス・キリストのお誕生日であり、そのキリストは母マリアの
処女懐胎によって生まれたから、さすが、救い主だ、という日なわけです。
ツリーもサンタもクリスマスを彩る装飾付け足し品なんですが、
まあ、そういった救い主のお誕生日を口実に、
みんなが楽しくその日を過ごすことができればいいんですけれどね。
先日アメリカで聖母マリアの処女懐胎を信じるか? とのアンケートが行われたそうです。

それによると、78%くらいの米国人がそれを信じている、という結果だったらしい。
すごいですね、さすがです。
あれだけ乱れてめちゃくちゃな米国なのに、みんなそんなの信じているのは快挙です。
日本人はそのてん、どうなんでしょう。
天照大神の尊と八岐大蛇(あまてらすおおみかみとやまたのおろち)を信じますか?
古事記をどの程度信じていますか?
そんな質問したところで、古事記を読んだことのある人がどれほどいるのかも疑問です。
だいたい天照大神の尊、なんて読めるんでしょうか。

こんなことぐたぐた言ったって仕方ないんですけど、それにしても、すこし日本人にも
そういった宗教関係の教育も必要ではないか、と思います。
少なくとも、日本の神道、中国伝来の仏教、なにやらはいから文化のキリスト教。
この三つに関しては、教育、ではなく、こういうものです、くらいの説明を学校ですればいいのに。
と、思います。

経済協力開発機構の発表によると、日本の学習到達度調査による試験の結果は
「世界上位」から外れて学力低下の実態明らか(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041207-00000027-mai-soci)
とういニュースがあったけれど、これだって資源の無いこの国にとっては大変な損失。

経済破綻、学力低下、そしてなんの日かもよく知らずにクリスマスのお祭り騒ぎ。
これじゃあ馬鹿になって当然だ、なんて、珍しく世の中を憂いてしまいます。

クリスマスツリーとサンタはあちこちで見かけても、
聖母マリア、幼き救い子、大天使ガブリエル、導かれた3人の学者達。
そういったクリスマス本来の姿(ディスプレイ)はどこにも見かけることの出来ない
不思議の国、ニッポンのクリスマス。

サンタにプレゼントのリクエストをメールしておいたんだ。
と、言う息子達にちょっとまった! の声をかけたい母でした。

Posted: 火 - 12月 7, 2004 at 04:57 午後        


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