天使の季節
夕方用事で外出したときに、少し肌寒い気がしたので秋物の薄手のコートを羽織って出かけました。年々感じることですが、シンプルな装いだけでは物足りなくなるのは、顔にしわやしみが増えたからだけではありません。全体的な雰囲気がトーンダウンしているらしく、そのままでは夜の外出には向かない寂しさです。そういうときはちょっと大振りなアクセサリーをひとつつけることにしています。今日はベージュのコートでしたから、おもいっきりゴージャスに24金メッキの「天使」をつけました。
これは何年か前にパリに住む友人が誕生日プレゼントに贈ってくれたものです。フランスでは毎月それぞれに守護天使が決まっていて、その天使を身につけることが厄よけ、つまり「御守り」になるということらしいのです。oui
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の誕生月の天使をいただいた時は、まだ若さとパワーがあったので、これをつけても正直違和感だけが先行で、似合う、という感じではありませんでした。それでも毎年、今年はどうかな? 似合うようになったかな?と、つけてみることだけは忘れずにいましたところ、どうにかこうにか昨年あたりからしっくりなじむようになってきました。これをつけると気分が華やいで、秋風の中でもさっそうと歩けてしまいます。「御守り」というより「応援団」という趣き強い金メッキの天使なのです。
Posted: 水 - 10月 6, 2004 at 09:44 午後