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馬鹿馬鹿しいお話しですが。


私は基本的に在宅で仕事をしている身分なので、コンサバなかっこして表に出る機会がひじょうに少ない。
出かけるとしても、たいてい車でびゅーっなので、部屋着のままドアトゥドアの行き来をするだけ。
がしかし。
母、という立場上、3ヶ月に一度くらいは「懇談会&参観日」というのを消化しなくてはならない。
で、そういうときはちょっとした着物で事なきを得るのだけれど、
なんと明日の参観日。
東京、雪がふるかもしれないんですってよ、ちょっと、どーすんのよ!

今度の参観日、気張ってこの冬最後の「大島」着てくかっっ!

一張羅の大島は、私の祖母が愛用していたものだから、100年くらい前のもの。
度重なる洗い張りと仕立て直しにもめげず、と、いうより、そのたびに生地の奥行きは広がって、
大変着心地の良い、まさに一張羅の着物である。

それを衣桁にかけて眺めていたら和室を覗いた長男が、
「あした雪みたいよ」と一言。
なんですってっ!

コンサバスーツをもたいない母は動揺激しく、
悪天候では太刀打ちできない己の着物扱い技能の浅はかさを呪う。
さあ、大変!
と、いうわけで、先ほどからクローゼットの中身をひっくり返して、ボタンのついているもの、
クリーニングの必要な素材、くわえて無難なもの、を探しまくりましたよ。

なにしろ米国生活が長かったものですから、gapとguessのラインナップがレギュラーで、
少し気が利いて「ラルフローレン・ジーンズ」(ラルフローレン、ではなく、ジーンズがつくのがポイント!)と
いう、最強(最低)のチープワードローブなのであります。

だからこその着物ライフだったのに。
西海岸では雪は降らなかったからなあ。

で、まあ、ジーンズではないコットンパンツと、タートルのセーターと、もう、これは仕方ないよ、で、
LL BEANのダウンジャケット。

懇談会くらいなによ、と、こんな私を見て貴方はおっしゃるでしょう。
しかしですね、表参道あたりに住んでるママ達って、ほんとにおしゃれなんですよ。
みーーーーーんなシタラリサコみたいなんですから!

だからね、そういうので対抗できない母は着物で無難だったわけです。
で、それが駄目になったとき。
それは、それは大変な気持ちの動揺です。

別に遠足じゃないけれど、どうぞ、明日は私の予定通り、神様お天気良くして下さい。
お願いしながら、おやすみなさい。

Posted: 火 - 2月 15, 2005 at 10:56 午後        


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