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猫が行方不明、青春シンドロームからアルセーヌ・ルパンまで


ワタクシが初めてロマン・デュリスを見たのは1996年9月のシャンテシネ。
どうしてそんなに詳しく覚えているかというと、外出も控えてそろそろ安静にしていましょうね、と
ドクターからアドバイスを頂いていた臨月のお腹で炎天下の中出かけていったから。

どうしてそこまでこだわったのかと言えば、別にセドリック・クラピッシュ監督に注目していた、とか、
すでにフランス映画に精通していたために「猫が行方不明」の前評判はよく知っていた、とか、
そういうことではなくて、ただただ気分転換がしたかった。

妊婦の生活も出産2週前で、しかもその時期が猛暑激しい9月初旬、となると、
だるくてだるくて身の置き場が無くなってくる。

そういうわけでひとり銀座線に揺られてのんきに見に行った「猫が行方不明」。

もちろん、ロマン・デュリスは一目で大ファンになりました。
「なんだ、このうすら汚いナリをした、でもすごくチャーミングな青年は!」
まさに雷に打たれたかのごとく感激し、ロマンの出番が無くなった途端に映画がつまらなくなってしまうほどの
一目惚れぶり。あはは

で、まあ、その後1週間ほどで無事に出産を迎え、
育児、夫の海外赴任、海外生活、自分の仕事再開などの雑務が続き、
第2子妊娠中のつわり真っ最中の時に頂いた「青春シンドローム」の試写券。
第一子の時に比べてつわりも少なく、比較的快適な妊婦生活だったので、
仕事の帰りに試写室目指してのこのこ出かけて参りました。

しかし、なぜかこの時のロマン・デュリス(トマジ役)は印象に残らず、??? と思ったことをよく覚えています。

その後TVのCSやビデオなどで「ドーベルマン」「キッドナッパー」を鑑賞しています。
というわけで、「パリの確率」が公開されるころにはいっぱしのロマン・デュリスマニアになっており、
「パリの確率」は上映初日の初回にわざわざ出かける程の熱の入れよう。

会場に展示された「ロマンの未来スーツ」を穴が開くほど眺め倒していたのはワタクシです。

ファンサイトを立ち上げたのは昨年「スパニッシュ・アパートメント」公開直後、
「ル・ディヴォース」の公開直前でしたが、そういうわけでロマンに注目してからけっこう時間が経っています。
それで思うのは「大人になったなあ」ということと、「胸毛が濃くなっていくなあ」の2点。
「胸毛が濃くなる」のは「大人になる」と同義語ですね、ロマンの場合(笑)

冗談はさておき。

初めてみた「猫が行方不明」ではずいぶん不埒な男の子でしたが、
それ以降の作品は「人格崩壊者」のような人物が多くて、正直「ボーギャルソンがいるのよー!」と、
自分の周りや世間に対して公表するのは躊躇していたふしがあります(苦笑)

ですから「パリの確率」はそういう意味でも最高にステキな普通の男の子役で、
ワタクシの中では特別愛着深い作品になっています。
だって、それまではまともな口の利き方も出来ないようなクルクルパーばっかりだったンですもの!

その後はたった一言「I like to document all the things of my life」という台詞しか無かった「CQ」。
これも渋谷へいそいそ出かけたのですが超端役のためにがっかり。
映画そのものよりもその落胆のほうが鮮明(笑)

当時、ロマン・デュリスの情報はネットワールドを徘徊してもなかなか思うようなものが見あたらず、
たいていはヨーロッパのゲイサイトに行き着いてしまうのが関の山。
日本語で「ロマン・デュリス」と検索してもほとんど検索されないという悲しさでした。

「ロマン・デュリスはマイナーな俳優で、日本では人気も出ないし、
本国フランスにおいてもあまりメジャーな俳優じゃないんだな」と、
半ば自暴自棄になっていたのですが、「スパニッシュ・アパートメント」を見に行った当日、
「これは大変だ! ロマン・デュリス、いい男に成長中! 今年はロマンの年になるぞ!」
と、自分勝手に盛り上がり、「ワタクシ、ロマン・デュリスのファンサイトを立ち上げます!」という宣言を発令。

デザイン事務所を経営するワタクシですが、自分ではWEBデザインなんてできません。
事務所のデザイナーやらプログラマーに相談しつつ、(というかほぼ手伝ってもらいながら)よたよたと
ファンサイトを立ち上げたのであります!

ファンサイトを立ち上げてよかったことは2つ。
ロマン・デュリスのファンが自分意外にもたくさんいるんだ、と確認できたこと。
もうひとつは、ネット上に散らばっていたロマンの情報を一カ所にまとめることができたこと。

そう、なにを隠そう、ワタクシは「整理整頓」が大好き。
社長よりも秘書のほうがあっているのでは? とよく言われます。

しかるべき場所に然るべき物が収まる整然さに快適さを感じます。

そして捜し物も得意。
自身が検索エンジンとなってリサーチ会社を立ち上げてはどうだろう。
というのもよく言われます(笑)

ネット上に散らばるロマンのかけらは「oui oui romain duris!!!」が然るべき場所である、と信じて
日々是更新作業に励むワタクシなのであります。

昨年(2004年)も「スパニッシュ・アパートメント」「アドルフ」「ル・ディヴォース」
と3本も出演作品が公開されましたが、今回上映が決定している「ルパン」と「De battre, mon coeur s'est arrete 」(真夜中のピアニスト)「ロシアン・ドールズ」はロマン・デュリス主演です!

これで一気にロマンの人気が日本で高まってくれれば! と密かに願っている管理人です。
その暁には翻訳できずにたまっているフランスのロマン・デュリス掲載雑誌の和訳も一挙に掲載されることでしょう!
わーい!

と、またしてもひとり自分勝手にいろんなこと思い込んで
「ルパン」のDVD特典映像などを眺めているのです。



ジャングルジムの上から大騒ぎのトマジ




Posted: 火 - 7月 5, 2005 at 04:06 午後        


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