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ジャック・シラクの発言その後


昨日のブログでジャック・シラクのことをちょっと書いたけど、
首脳会談での例の「料理マズイ」発言について。

英国雑誌の反撃については昨日のブログに追加情報として掲載しましたが、
日付が変わって今朝になると「2番目に料理が不味い!」と酷評されたフィンランドの議員からの
声明が出されていました!

ほんとに馬鹿みたいだけど、なかなか微笑ましいエピソードなのでちょっと紹介。

[ブリュッセル 5日 ロイター] 
シラク仏大統領は、「料理がまずい国」と名指ししたフィンランドの議員からディナーに招待された。
 仏紙リベラシオンによると、同大統領は3日、シュレーダー独首相とプーチン・ロシア大統領に、英国について「あんなにまずい料理をつくる国の国民は信用できない」「フィンランドの次にまずい」と語った。
 この報道を受けて、英国人を妻に持つフィンランド人の議員、アレクサンダー・スタッブ氏は、シラク大統領をディナーに招待。同大統領に宛てた公開書簡で、「フィンランド人と英国人がいる私たちの家族は、自分たちの母国の料理に対して大統領が抱いておられる負のイメージに強い関心を持ちました」としたうえで、「失望させないよう、本物のフィンランドおよび英国の食材」を使った料理を提供する、としている。

だって。

ワタクシも今年の初めに出張でフィンランドへ出かけていますが、 食事に感動した! なんてことは無かったな、と。
サーモンの豪快さには感動したけど、うーん。

魚料理が大好きなワタクシ、とりわけ「鮭」「サーモン」は一番好きな魚。
だからヘルシンキ出張中も毎日毎日明けてもくれてもサーモンばかりを食べていました。
しかし、出張に同行のスタッフは「もーサーモン飽きたー、なんか他の物が食べたーい」と騒いでました。
そういえば。

しかし「料理の不味い国は信用ならん」という発言の根底に流れるフランス人の美食へのこだわりには感服。
逆を返せば「料理の旨い国は信用できる」わけですよね。
シラク大統領は日本が大好きで、公用、私用であわせて44回も来日しているんですよ。
驚くべき数字です。

先日のフランス映画祭横浜ではセドリック・クラピッシュ監督が「来日10回目です」と嬉しそうにおっしゃっていましたが、やはり食事がいいから魅力的なんでしょうか、日本という国は。
なんといってもパリは「寿司ブーム」ですし。

まあ、東京のレストランでいただく料理はほんとうに世界レベルで言ってもかなり美味しいと思いますし、
あの悪名高いマクドナルドでさえ、ミルクシェークは日本のが一番美味しい! と過去にDURAN DURANのメンバーがあちこちのマスコミで言いまくってました。
80年代の平和なエピソード。
ま、DURAN DURANは料理の不味い英国のひとたちですから、信憑性はどうかな、って感じの発言ではありますが。

料理の旨い国の信用性、という関連性に関しては首をひねるむきもありますが、それでもなんとなく言わんとするところはわかるような気がします。
自国を離れて遠くの外国の空の下、泣きたくなるような食事を出されたら、
かなりブルーになっちゃう事はあるもの。

食事がおいしいだけで「素晴らしい!」なあんて、どんな世界遺産を見たときよりも感激しちゃうことだって多々あるし。
ま、食事は不味いより美味しいほうが幸せ気分になれることは間違い有りません。

ワタクシもぜひフィンランド議員のお宅へ招待されて
美味しいフィンランド&英国の食事に預からせて頂きたいと、強い好奇心から願う次第でございます。

Posted: 木 - 7月 7, 2005 at 08:27 午前        


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