いやちょっとまって
夫に返却を頼まれていたDVDをもってTSUTAYAへいったら、入り口で
「すみません、フジテレビの○○です〜。今日はなにをお持ちなんですか?」
と、いきなりカメラとマイクと照明をあてられて、なんと無礼な! と腹立つ内心とは裏腹に、
いや、あの、ちょっとまってください!
と、そそくさ逃げる羽目に。
それもこれも夫のレンタルラインナップがかなり恥ずかしいものだから。
カウンター返却ではなく、返却ボックスへの投函のみだから返却できるようなもの。
けっしてあなた、テレビカメラの前でにこにこ「これで〜す」なんて紹介できるような内容ではございません。
「男はつらいよ、とら次郎のなんだかどうだか」
この寅さんシリーズがなんと2本!
「仁義なき戦い」
彼お得意の任侠物!
そしてとどめがわけわからんSF
もの。
「蠅男の恐怖!!」
あのねえ、夫。
いい加減にしよし。
と、ここはあくまでも彼のお国言葉で注意したい。
いつもの私ならオサレなヨーロッパ映画(パトリス・ルコントとかさ)持ってるのに!
そういえば先日も神宮前の「まい泉」でランチの黒豚フィレかつ定食を
がつがつやっているところへ、いきなり宮尾すすむがテレビカメラとマイクと共にあらわれて、
(しかも背後から!)
「今日はなにをめしあがってるんですか〜」ときた。
その時だって、答えられないくらい口中いっぱいだったから、
両手ぶんぶんふりまわして、あっちいけ動作をしたんだ、たしか。
あれも無礼だ。
この間も麻布十番商店街を次男といっしょに歩いていたら、
レポーターと、テレビカメラに、「酉の市ってごぞんじですか〜」とマイクを向けられた。
あのときは、次男が「うんち!うんち!」と言い出したもンだから、トイレを探して
必死だったときのことだ。
レポーターに「すいません、うんちなもので」
と、よくわからないまま謝って、その場を離れたけれど、あれだって無礼だ、失礼だ。
だいいち、どしてわたしがあやまるのさ。
それに酉の市くらい知ってるわい。
今年は三の酉まであるんでい、火の元にはせいぜい気をつけるこった。
そんなことをいってても、その場におかれりゃあわわわ、あわわわ、と狼狽しきりに
「いや、ちょっと、まって」なんてことをいいながら「すいません」なんて謝ってしまう
情けないほど小心者の私なんでありますが。
まったく、この忙しいのに気軽にあわてさせないでよね、ほんと。
あ、いけない、あと4分で打ち合わせです。
いや、ほんとに、あわただしくてスイマセン。
Posted: 水 - 11月 17, 2004 at 11:22 午前