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ママの愚痴


腹を立てても仕方がないことの一つに、他人の気持ち。
と、いうのがあります。
こればかりは、自分の思い通りにならないものだと、はなから理解しているので
腹を立てそうになっても、わりと「仕方ないな」と、諦め心があたまをもたげ、
きもちに波風たてることは少ないように思います。

ところが。
他人だ、とわかっていても、腹が立ってしまう相手、どうにもこうにも、自分のいいなりになってもらわないと
納得いかない、逆に、言うことを聞いてもらえぬなら責任を負いかねる! とまでいいたくなる人間というのがいます。

それはずばり、我が子供たち。

我が身から生まれ落ちたその日から、そんな減らず口をたたけるようになったこの日まで、
かあさんは一生懸命に育ててきたわけですよ。

あなたにとって口うるさく聞こえることも、あなたを思えばこその愛情で、あなたが困った事態に陥るのは
気の毒だから、と、心配すればこそのたまもので、あなたに疎まれようとしてやっているんじゃないのよ。

なのに、まさに「親の気持ち子不知」とはよく言ったモノです。
まさに、その通りの言い得て妙。

腹を立てるも、情けなくなるも、すべて通り越して、そんな態度で返された日には
母は悲しくて、すべてにおいてやるせない。

子供ばかりは、他人だ、とわかっていても、どうやっても割り切れぬ思い入れと、離れがたい情が深い。

子犬のようにまとわりついて、ママ、ママ、と無邪気に笑う時期があまりにも鮮明すぎて、
どうにも母はやりきれない。

親離れ、子離れ、という悲しい言葉はどこからきたのか。
そんな簡単に離れられるモノでもないだろうに。

無理して離れなくとも、別れは簡単にやってくる。
離婚、死別、天災、人災。
すべての別れがこれだけ身近にあるのだから、せめていっしょにいられる間だけでも
お互いに気持ちよく楽しく親密に過ごすことが大切なんじゃないか。

私は強くそう思う。

親の言うことを聞くのは、子供の仕事で、だからこそ、親は責任のある発言と、
経験に裏付けされたアドバイスを施すのである。

息子達、いきなり大きくなって、生意気たたけるようになったなんて思ってたら
ママは承知しないよ。
まったく、いちいち口答えして、悔しいったらありゃしない!

Posted: 木 - 2月 10, 2005 at 11:58 午前        


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