アクセス解析CGI

スティーブン・キング


少し前の本になるけれど、先日スティーブン・キングの「骨の袋」を読みました。
彼の作品についての講釈は世間のあちこちで語られていることなので、
あえて私がここで語る必要もありません。
ただひとこと、おもしろかった、で十分でしょう。

彼の作品は刊行されると同時にあっという間に読み終わり、
今回も駄作に違いないんだよな、と、わかっていても、映像化されるものも
すべてチェックするお気に入りであります。

先日公開された「シークレット・ウインドウ」(ランゴリアーズ内収録作品)は
珍しいくらい映像化に成功した一例です。

「ドリームキャッチャー」もジェイソン・リーがなかなかの演技でおもしろかったのに、
最後にモンスターが出てきたあたりから『ああやはり』の落胆でした。

「ミザリー」や「グリーン・マイル」「ショーシャンクの空に」キューブリック監督の「シャイニング」のように、
スティーブン・キング語るところのモンスターを出さない作品のほうが俄然そのよさが際だちます。

ちなみに私が好きなスティーブン・キング作品(映画)のベスト3は
「シャイニング」「ショーシャンクの空に」「キャリー」。

小説のベストスリーを挙げるのは至難の業なので、
今ここで頭に浮かぶ作品の中で選ぶ、と限定したうえでのベストスリーは、
「ドロレス・クレイボーン」(これはキャシー・ベイツ主演で『黙秘』というタイトルで映像化。でもつまらなかった!)
「IT」「図書館警察」。

こうしてみると小説が面白かった物は映像化するとものたりないし、
映像化されたものの小説はさしてインパクトを受けていないらしいですね。

いずれにしてもスティーブン・キング作品はどんな媒体であれ、
目にすると必ず手に取り味わってみないことには収まりがつかなくなる
中毒性の高い嗜好品なのであります。

Posted: 金 - 11月 19, 2004 at 10:55 午前        


©