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積雪・休校・雪合戦


深夜から降り続けた「みぞれ」が午前中いっぱい続いて立派に積雪のあった東京都心。
緊急連絡網がまわってきて、小学校は「自由登校日」となりました。
たった4センチの積雪ごときで登校できず、外出もするにも気をくじかれてしまうなんて、ちょっと情けないですが、それでも目になれない物が景色を覆ってゆく経緯はキレイを通り越して少し怖いくらいでした。
正直やんでくれて内心ホッとしていたりする、不思議な気持ちの揺れ具合。

早朝に休校の知らせを受けたので、子供達と表へ飛び出して雪合戦!
と、はりきったのに、あいにくのみぞれです。
舞い落ちて積もりはしても固まれず、ゆるゆるのつみあがりはくつで踏みつぶした途端におしるこに。
ぐずぐずと容赦なく衣類にしみこむおしるこを、まったくかまわずはしゃいでいるのは子供達。

私は家の中に引っ込んで、空から落ちる白い物をぼんやり眺めておりました。
かたまらずともゆっくりつもるその雪は、人の手や足の届かぬ処を白く覆い隠し、まだまだ降るのをやめません。

なんだかわけのわからぬ不安にとりつかれ、はやくおしまいになればいい。
そんなふうに思って午前中の残りを過ごしました。

いまはすっかり雪も雨もやんで、どうやらこのイベントも幕引きです。
日常からかけ離れた体験というのは、あくまでも日常を離れた異空間でするから楽しいのであって、
いつもの空間とタイムテーブルの中でやられると、それはすこしの迷惑と不安と心配を伴う厄介者にされてしまうんだな、なんてことを思いつく静かな午後です。

Posted: 金 - 3月 4, 2005 at 03:30 午後        


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