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残り少ない今年の映画


bunnkamuraのル・シネマの予告で観た映画はどれもこれもおもしろそうだった。
映画館によって、上映作品の傾向が違うのは、扱う配給会社の違いによるものです。
私もいくつかお気に入りの映画館があって、つまりそれは、私の好きなタイプの映画を取り扱う
配給会社が好きだから、おのずと「お気に入り」になるわけですね。
って、まわりくどいですが。

ル・シネマも、まあまあ好きかな、という映画館のひとつですが、
今日観た予告のものはすべて興味をそそられました。
ギリシャ映画「タッチオブスパイス」韓国映画「大統領の理容師」フランス映画「恍惚」、イギリス映画「シルヴィア」。

「恍惚」はフレンチエロスどろどろでよさそうです。
夫の浮気が原因でなんやか、という男女の機微はフランス映画のお家芸。
ですから安心して観てだいじょうぶでしょう。

「タッチオブスパイス」は戦争がらみの家族を描いた普遍愛もの。

「大統領の理容師」も戦争をからめつつ、親子の絆、家族、国家など、わりと重そうな素材を使っています。
でも、その理容師んちの息子がいい感じ。
彼の演技をみてみたい。そう思わせるタイプの子役でした。

そしてひとつ怪訝さを払拭できないのが「シルヴィア」。
英国人の詩人である女性をグイネス・パルトロウが演じています。
イギリス映画にはなくてはならない「イギリス英語」。
これが、いまいち、グイネスの手におえてませんでした。そこが幻滅の最大ポイント。残念です。
あとはよさそうなのに。

イギリス英語、といえば、「シャンプー台の向こうに」という愚にもつかない映画があって、
ジョシュ・ハーネットがイギリス英語を話していますが、それがちょいと様子がいい。
そう、意外に上手で嬉しくなったことがあります。
あの映画以来、なんとなくジョシュ・ハーネットは見込み或るんじゃないの、というスタンスで捉えているんだから、人間なんていい加減なものです。

あともう一本はル・シネマの上映ではなくて、ロマン・デュリス主演「パリの確率」を上映した
恵比寿ガーデンシネマで上映の(これは来春だったかもしれない)イーサンホーク主演の
「ビフォア・サンセット」。これ、よさそうです。
ユマと離婚してからパッとした話しのなかったイーサンホーク。
ちょっとやつれた感じだったのは、撮影中が離婚調停中だったから? なんてのは別にどうでもいいですが。
これは「恋人達の距離」の続編にあたり、あの二人が9年ぶりに再会。というのもです。
撮影場所のパリも美しく、ふたりも大人になり、シックで落ち着いた作品そう。

ともかく、どれをとっても楽しめそうなラインナップに笑顔こぼれる年末です。

Posted: 木 - 12月 9, 2004 at 04:20 午後        


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