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異言語習得術・ゴロタ様の特別出演・猛暑東京


oui oui :2005/07/27(Wed) 14:41

暑いですね、みなさま!
本日とうとう禁断の「電子辞書」を購入してしまいました!
あんなもの持ってると人間馬鹿になる! と豪語していたワタクシですが、
まわりに使っている人間がいて、ちょっと触らせてもらったらもーだめ。
そのラクチンぶりにすっかりやられてしまいました!ああ情けない。
と、いうわけで、今後はインタビューの翻訳にもどんどん力を入れてサイトの充実をはかろうじゃありませんか!
はりきってはみたものの、この暑さに少々ばて気味。
今週の土曜丑の日には白焼きと冷酒だな。
電子辞書片手にそんなことをぼんやり考える猛暑な昼下がり。

KEI - 2005/07/27(Wed) 16:13

こんにちは!日本は暑いんですね〜。
パリは日中は18℃です。で、午後は26℃まで上がる予定ですが...肌寒いですよ。

電子辞書。これ、絶対必要ですよ。
私も留学1年目までは”プチ ロワイヤル”の本当にプチ版を使用してましたが、花の学校に入った途端、
あまりの過酷振りに、こんなものじゃ事足りなくなって、即行送ってもらいました。
それからは幅も広がり、フランス人と会話してても、それを直接見せたりして、
後で『この場合はこうは言わない』って事を教えてもらったり。あれは本当に便利です。
私は出かける時は”財布””手帳””デジカメ””電子辞書”この4つは必需品です。
そこから良く使う単語、言い回しなど、プチノートに書き溜めて毎日眺める。で、書いてみる。
いくら文法ばっかりできても、要は単語力です。
ボキャの多さでフランス語力はものすごい伸びます。
これって英語と一緒かな?
いや、英語以上に日頃耳にする事が少ない分、その努力は外せないものだと思います。
こっちにいたって、最初の1年はそれを全くしてこなかった私は、”出遅れた”と思い、ちょっと後悔しました。
例えば、『よし、2ヵ月!!』って思って、文法を1日3〜4項目。1日10個の単語を必ず覚える、って決めてやるとものすごい伸びます。そこまでやるまでにものすごい大変でしたが、机の前に例えば"Romain"の一番素敵な写真等を貼って、
”あなたの為にがんばるわっ!”とか念じてやると、何故がやる気が...って私だけ?
私は学校で最初に当たった先生がものすごい素敵で教え方が抜群にうまい女性だったんです。
フランスに来て1年後の事です。
で、『せっかく彼女に教わってるのに、できないのが恥ずかしい!!』と思って、彼女と自分の為にがんばりました。
彼女は私のネールアートに興味を持ってくれて、それからぐんと会話の幅も広がり、仕舞いには彼女の家に呼ばれて、
ネールアートをしてあげたりして...
人って不思議ですよね。
”好感光線”をやわらかく発すると、人との関わりって本当に広がる。これって特な”技”だと思ってます。
最初から”嫌い”だと、本当は仲良くなれるかもしれないのに、結局は損する事だってあるだろうしね。
彼女は最初、パッと見は”嫌なタイプ”の女性典型だったんです。
真ッ金髪のロングストレート、目の回りは”アブリルかっ”ってぐらいのアイメイク。モデル並みのスタイルの良さで、”vraiment francaise”でした。
みんなも『なんかいじわるそ〜』とか言ってましたが、
結局は、こっちのやる気で彼女の対応はどんどん変わっていきました。
アメリカンは机に足をのっけて、午後は居眠り。
彼女はキレて、「眠いなら家に帰って。この授業を意味のあるものにしようと思っている私に対して失礼よ!!気分が悪いわ!!」
と怒鳴り、クラスを唖然とさせました。
それから恐いというより『かっこい〜〜』と思い、ものすごいがんばりました。ひいきも激しい彼女でしたが、
私は彼女の情熱に参ったという感じで、そこからものすごい伸びました。
長くなりましたが、なんでもきっかけですよね!
お互いがんばりましょう!!


oui oui - 2005/07/27(Wed) 20:56

こんばんは、KEIさま!パリは涼しそうですね。
南青山は現在午後8時半ですが蒸し蒸しのじっとり汗ばむ外気温らしいです。

さて、電子辞書にまつわるステキな体験談。
とても参考になります。ひとりで勉強しているときに煮詰まってしまい、
自暴自棄になりかけたときにこのアドバイスはよく効きそうです。

外国で生活しているうちにめんどくさくなって「話しかけないで光線」を体中から立ち上らせている日本人を
ロスではよく目にしましたが、あれはほんと「損」ですね。
oui oui は本人がどんなに不機嫌で無愛想なつもりでも、どうしてだか「カジュアル&フレンドリー光線」を発しているらしく
(要は馬鹿面)いつでもどこでもなにかと気にかけてもらえるタイプのようです。

思い返してみれば、それは語学の上達に役立ちました。たしかに。
気にかけてもらえれば、こちらも恐縮がお家芸の日本人ですから、恩返しにすごく勉強がんばっちゃったりするんですよね(笑)

スペイン語と英語はまさにそうやって習得したたまものです。

しかし、そのフレンチの先生かっこいいですね!
最近婚約したばかりのアブリルっぽいメイクはちょっと引いてしまいそうですが、
ネイルに興味をもっちゃうあたりが女性として嬉しい共通項だし、生徒に啖呵きっちゃうなんて天晴れ。

電子辞書、買ったはいいけど、操作がめんどくさいよー!と内心持てあましていましたが、
KEIさまと同じようにしっかり自分の分身として使いこなすぞ! そう決意致しました。
すでに3年目のKEIさまが今でもご愛用ならば、きっとこいつは便りになる助手になってくれるはず。
操作方法が!などとほざいてないで、しっかり使えるようにしなくては。

そして意外に盲点だったのがロマンのポスター。
これを目の前に貼る、というのはやる気が出そうです。
oui oui 「スパニッシュ・アパートメント」を見るといつも語学欲が高まって、やたらやる気をみなぎらせたりしますから、
当然目の前にロマンがあったら、それはそれは勉強するでしょう!
そのへんは自他共に認めるミーハー馬鹿なので(笑)

フランス語の習得を目指して9月にフランスへ行きますがこの書き込みは大変参考になりました。
ほんとうにKEIさまありがとう!感謝感謝につきません。
ロマンのためのフランス語。それがoui oui のフラ語モチベーション。
恥ずかしいくらいのものだけど、電子辞書とKEIさまからの激励を胸にしっかり勉強できそうです。
ロマンのお気に入り写真もしっかりスーツケースにいれなくちゃ(笑)


ゴロタ - 2005/07/28(Thu) 08:41 (ここでゴロタさまの特別出演!)

>KEIさん
フランスに留学中なんですか。私も学生時代に1ヶ月だけですが、パリで語学学校に通いながらホームステイしたことがあります。
当時はフランス語も多少は勉強してましたが、まだまだ喋れるレベルではなかったので
ほとんどかたこと英語でその場を切り抜けていました。シャンゼリゼ通りの映画館で「マトリックス」を観ましたが、当然フランス語字幕などわかるばずもなく、必死に英語を聞き取ってました。

パリにいったのは夏だったこともあり、語学学校は近隣ヨーロッパ諸国からの学生がいっぱいきてました。スペイン人やイタリア人たちはやはり言葉が似ているせいか、クラス分けテストでも上位のクラスにかたまってましたね。私のいたクラスは下から2番目で若干南米やアフリカや北欧の人もいましたが、ほとんど日本人・・_| ̄|○

そこで習った先生がとにかく上手で面白いオバチャンで、勉強するのがあんなに楽しいと感じたのは初めてでした。2年くらい前に語学学校に「先生はお元気ですか?」みたいなメールを英語で送ったんですが、どうやらその先生はもう学校にはいない、とのことでした。私ももう少しフランス語ができるようになったら先生のところにいってあの時のお礼を言えたら、計画してます。


oui oui - 2005/07/28(Thu) 16:29

ゴロタさま、こんにちは、暑いですねー!

語学学校のクラス分けエピソードは興味深い。うーむ
文法はトップレベルでもいざ会話、となると途端に尻込みするシャイな日本人! oui oui も今のような厚かましさが20代のころにあったら、もっともっと会話の上達が早かっただろうと悔しくてなりません。

白人顔してるだけで、みーんな会話の達人に見えちゃって、同じクラスにいる同レベルの人間だ、って忘れてしまうんです。
自分だけがとんちんかんな英語話しているような被害妄想で、相手の言ってることなんかひとつもわからなくて(笑)
でも冷静になったら、それは相手の文法能力がめちゃくちゃだったから理解
出来ない英語だった、なんてことがありました。
相手も自分とおんなじレベル。話せなくてとーぜん!
そう開き直るのに時間がかかったので、意外に英語では最初苦労しました。

スペイン語はその点すっかり開き直っていたのですんなり入っていけました。
ゴロタさまのおっしゃる通り、ヨーロッパ諸国はお互いの異言語になれているせいか、みなさん上達も早いし勘もいいんですよね。
日本人のスペイン語発音は一番キレイです! と、学校の先生に言われたのも自信につながって、上達を助けてもらったと思います。
先生の何気ないひとこと、クラスメイトのひとことで救われること多かった。

日本人同士の英語、あれは相手の心を察する文化が発達している者同士。
多少の不備はそういうとこで補い合っちゃったりして、おかしいですよね。
英語のクラスで日本人同士でディスカッションしたとき、言葉に詰まると相手の目を見て察してあげちゃって、先生に注意されたことがあります、あはは。
懐かしいな。

クラピッシュ監督は、自身のニューヨーク留学の体験から「スパニッシュ・アパートメント」を制作したそうです。
あの作品は留学経験のある人も、ない人も十分に楽しめる秀作。
あれを見るたびにどこかへ留学したいな、と、やたら血湧き肉躍ってしまうoui oui なのです(笑)

Posted: 金 - 7月 29, 2005 at 10:43 午後        


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