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ゴロタさま再登場 スペイン語とイタリア語 に始まる異言語談義


ゴロタ 2005/07/28(Thu) 20:35

この2つの言葉は日本語でいうところのローマ字読みする単語がかなり多いので日本人にとっては発音しやすいですよね。
フランス語のdeとduとかtreとか、英語のLとRの違いとか日本人にはどうにも不得意で考えるだけで腹がたってきますもん。


しかし!日本人にも強力な武器があります。それは漢字です。欧米人はとっても漢字に弱いです。漢字を書いてやると興味を示して寄ってくるという不思議な習性をもっています。私がフランスの語学学校にいたとき、クラスにコロンビアの女性が隣の席にいて、私が授業のメモを漢字を含めて日本語で書いていると、

コロンビア女「あんた、中国語できるの?」
ほげ「いやいや、日本語にも漢字あるし」
コロンビア女「マジで?これ、なんて意味?」
ほげ「複合過去・・(英語でなんとか説明)」

なんて言われましたから。

このコロンビア女は同じクラスにメキシコの女性もいたんで2人でスペイン語でくっちゃべってましたよ。2人とも17くらいの高校生だったんですけどね。

>KEIさん
ちょっと前にニュースで見ましたが、パリで精神疾患を患う日本人が増えているみたいですね。なんでもパリの理想と現実が違うことにストレスをためこんでしまうのだとか。私に言わせれば、物事の善い面しか見ないってのもどうかと思いますよ。悪い面がない事なんて世の中ありえないですよ。どちらか一方しか見ないと考え方が偏ってしまうのでバランス良く物事を観察していかないと本質って見えにくくなっちゃうと思います。

最後に・・これはフランスに限ったことではないかもしれませんが、パリにいたときスーパーで軽く買い物したときなんかでもレジのオジサンが bon jour っていいますよね。最初は私も驚きましたが、とにかくフランス人って「コミュニケーション命」なんですよね。とにかく「黙ってちゃわかんねえよ!とにかく喋れよ!」なんですよ。日本的な以心伝心とか曖昧な表現でなあなあにしたりとかすごく嫌がります。たった1ヶ月しかいませんでしたが、これははっきりわかりました。

この語学旅行が私の初めての海外経験だったので最初は戸惑いましたが、「自分がなんて小さな世界でいままで生きてきたのか」ってことがよくわかってとてもいい勉強になりました。

KEI - 2005/07/28(Thu) 21:41

ゴロタさん、素敵な意味のある経験をなさって本当に良かった!!
私も、日本に帰ったら思わず「こんにちは〜」って言いそうで恐いです。
でも、レストランなどで「お待たせ致しました〜」と持って来てくれた時は「ありがとう!」の一言はなに人であっても言うべきだと私は思っています。
こちらから発する”笑顔光線”はみんなにプラスのオーラをまき散らしますよね!!
あとは、物事を曖昧にしない。
”性格がきつい”と日本では言われてしまいそうですが、
そうではなく、自分の意見、意志をはっきりと伝える事は大人として常識です。
Oui Ouiさんのおっしゃるとおり、”汚い日本語”を聞きたくないというの、わかります。
もっと、若い人は世界に出て、いろんなものを見るべきです。
もちろん金銭的な事もありますが、海外に行って”いきがって”帰ってくるのではなく、そこで何を学んだか。
日本の大学だって同じですよね、
どこの大学に行ってるかじゃなくて、その大学で何を学んだか。
そこが間違うと、この先間違った人生を歩む事になっちゃいますよね。
って、ちょっとマジになってしまいました(^_^)
では、また!!

oui oui - 2005/07/28(Thu) 22:17

ゴロタさま、KEIさま、bonsoir!

ゴロタさまの仰るとおり、フラ語英語に比べたらスペイン語の発音は有頂天になるくらい日本人にも容易な印象です。
発音のコンプレックスってoui oui は英語にたいしてものすごく有りましたから、スペイン語の発音を褒められたことは15年経った今でも忘れてませんし、その時の感激も鮮明に覚えています。
実際米国人の友人が話したスペイン語よりもoui oui のスペイン語のほうが通じたりして、楽しいマドリッド生活でした♪

フラ語の先生は言ってました。
「日本語を操れる貴女にフランス語が難しいはずありません」
フラ語にたいして気持ちの余裕が一ミリもない現在ですので、「そんなお世辞いってくれるないっ」とふてくされたのですが、あながちお世辞でもないのかもしれませんね。 なにしろ平仮名・片仮名・漢字・外来語・を扱う、ここまで間口の広い言語は世界に類がありません。
日本人であることを誇ってしかるべき事実ですよね。うーむ

そして、挨拶問題。
これはほんと、外国から戻ると痛感です。
oui oui の場合は海外と東京のいったりきたり生活をここ10年間しているので、どこでも挨拶をする習慣で通しています。
東京だから挨拶しない、ここは米国だから挨拶するし、ここはパリだから謝らない、とか、まあ、それは冗談ですけど(苦笑)
国によって挨拶のフォーマットを変化させるの不自然だと思います。

余所のお宅へいったら挨拶するんですから、それがブティックだろうと、スターバックスだろうと、余所んち、と認識して挨拶します。

もちろん、ありがとう、も。
日本で好んで使われる「すいません」。これは逆に絶対に使いません。半ばムキになって使いません。
絶対に他の言葉でまかないます。
この「すみません」は、言葉自体が乱用されすぎて本来の意味を無くしてしまったために、いかにも軽々しい印象。
それがたまらなく切ない。
だから使わない。

oui oui は頑固で古いタイプの人間ですし、世間でいう「おばさん」ですから、
そのへんの貫き方は少々大人げなく映るかも知れません(笑)

とにかくバックパックひとつでもいいからパスポートと責任をしっかり携えて、「若者よ海を渡れ!」
渋谷あたりで昼間からだらだらしてるおにーちゃんやおねーちゃんを見て切に思います。
もー、みんなまとめて「海外青年協力隊」の船に乗ってこい! とかね。

ゴロタさまの仰っているのは「パリ症候群」というのですよね。oui oui も興味を持ってしばらく情報を追いかけました。
物事の良い面ばかりを過剰に報道するパリ信仰、のようなマスコミにも問題があるんでしょうけれど、
それを鵜呑みにする受け手もいかがなものか。
これも憂うべき問題。悲しい病気です。日本のお嬢さんたち、きっととても素直で純粋なんですね。

oui oui のような厚かましさをそんなお嬢さんたちに分けてあげたいです。

ゴロタ - 2005/07/28(Thu) 23:14

日本と外国の語学の勉強のしかたで決定的に違うのは「徹底的に喋らせる」ってこと、だと感じました。文法を簡単に授業でやって、単語はその都度辞書でしらべたりしてとにかく喋らせる。文法、単語めちゃくちゃだろうととにかく喋らせる。日本人同士が日本語を使ったり、カタコト英語で質問したりすると「シッ!!」とか言って怒られましたもん。

でもこれって日本人にとっては一番キツいことかもしれませんよね。「間違えたくない」「間違えたら恥ずかしい」「おかしなこと言ったら笑われる」というまさに日本人が日本人たるゆ由縁ともいえる基本的な精神が邪魔しますから。日本人にとって語学を本当の意味で身につけるには、実際に行ってみるとか泣きたくなるくらいシンドイ状況に放り込んでみるのが一番いいかもしれませんね。

あと、パリで結構驚いたのは
・地下鉄のドアが手動
・公衆トイレが有料
・街中にアフリカの民族衣装着た人(ゾマホンみたいな人)
・パリにも中華街(フランスも実は他民族国家)
・シャンゼリゼのヴィトンにはいつもアジア人の群れ

でしたね。あーーまたフランス行きたいなあ。

oui oui - 2005/07/29(Fri) 15:21

ゴロタさまもおっしゃっているように、とにかく語学クラスでは「しゃべったもン勝ち!」みたいなところがあります。
oui oui が最初に通ったロスの語学学校は、授業料無料のフリースクールでしたからクラスメイトは不法滞在者&不法就労者で、
みな切羽詰まっている人たちばかり。
喋れなければ仕事にありつけず、死んでしまうか、摘発をうけて強制送還されるかのいづれか、という後の無い人たち。
だからみんな必死に喋る喋る喋る。先生に指摘されるまで待ってない、これでいいの?いいんでしょ!ってつっこんでいく。
そんなバトルのようなレッスンが初めてだったoui oui は最初ものすごく怯えましたけど、
結局そういう人たちって2週間もするとさっさと会話力を習得して学校に来なくなりました。
生活かかっているから必死です。

日本に住んでいたら英語話せなくて死んでしまうことありませんし、他の外国へ行ったところで摘発受けるようなことってありません。
しかし、ああいう人たちを見てると英語習得のために駅前留学学校に多額のお金を支払っている現状が滑稽にうつります。いいとか悪いとかではなくて。

要は必死になれば外国語会話は習得できるし、極端な話し、単語の使い回しだけでも生きていけるんだな。と。

留学期間が限られている外国人達に、いかに外国語を効率よく習得させられるか、といったら喋らせるのが一番なんでしょうね。

ゴロタさまが驚かれたパリの中華街。
oui oui も始めて訪れたときには同じアジア顔の人間達がフランス語で会話してるのにショックを受けました(笑)
来月29日より渡仏するので、久々に13区を訪れてみようかな、なんて思っています。

Posted: 火 - 8月 2, 2005 at 08:26 午後        


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